日本では残暑厳しいということですが、そろそろ虫の声や木々の変化が、小さい秋を表し始めるかも知れませんね! 実豊かな秋になるといいですね!
こちら、すっかり夏は去ってしまいました。。。(-_-;)
今年の秋は、大好きな季節なのに、少し寂しさを感じることでしょう。。。
さて、今日は以前から触れなくてはならないと思っていた「言いにくいこと」をあえてブログに記そうと思います。
イギリスからの犬の輸出についてです。
多くの犬種がイギリスから日本に向けて輸出されていますが、レトリバー種に関しては、ラブラドールだけが、比較的問題なく輸出されているようです。
それには、サンドリンガムという女王様直々に指導しているラブラドールの犬舎があり、そこが、比較的日本に対して友好的であるからというのがありますが、実際、イギリスにおいてラブラドールという犬種は、完璧に使役犬として扱われているのです。そして、ラブは、牛や馬と同様に扱われていると言えます。ですから、犬舎主さんやブリーダーさんたちは、需要のあるところに、充分に供給し、血を濃くしないように、良い血統を繋げるようにしています。
ところが、フラットやゴールデンはというと、有名犬舎主、有名ブリーダーは日本に出したがりません。それは何故か???
1980年代に、あるアイルランド人のブローカーが、 有名犬舎から仔犬を買い、自分の管理下に仔犬を育てたり、有名犬舎で、ある程度期待された犬が思うように育たなかった場合、その仔を買い受けて、その後に日本に輸出するというやり方をし、それが犬舎主には知らされていなかったのです。国内に生存すると信じていた犬舎主、ブリーダーたちは事実を知り激怒!そして、日本がどのような国なのかを調べて、二度と日本向けには輸出しないとブリーダー間で約束したのでした。
今現在、日本側でも輸入の規制が変わり、イギリスはヨーロッパ大陸と同様に扱われるようになってしまいました。それは、スウェーデンも同様です。イギリスの場合は ユーロトンネルの完成で、狂犬病の発生国と地続きであると判断されたことが原因ですが、いまのところ、狂犬病は発生したことがありません。
仔犬で日本に輸入できる国は、まだあります。詳細は以下でご覧ください。
動物検疫に関する規制
最近では、冷凍精子を輸入し、人工授精により繁殖をするというやり方も多くなり、日本でもかなりの成功例が確認されています。
しかし、それに関しても多くの問題があります。(多くの場合、両親犬の健康問題をデータによって管理していないために、とんでもない遺伝性疾患を持った仔犬が誕生する可能性が強く出ることがあります。)オス犬の側も、どんなメス犬に冷凍精子を使われるのか、スタッドオーナーは、現地に赴き、確認するべきだと私は思います。画像や映像を見るだけでOKしてしまうのも、愚かな判断です。それで遺伝性疾患が出た場合、多くはメス犬のオーナーに責任があるようにされてしまいます。
仔犬の育つ過程をスカイプで確認するのは、当然でしょうが、それでも心配は尽きません。
それだけではなく、イギリスのブリーダーたちは、日本に行かせたくないのです。
それは、以前の記事にも触れたことがありますが、いくつかの理由があります。
新しい物も含め、主なものを箇条書きしてみます。
1) 気候が犬種に合わない。(主に夏の高温多湿)
2) その後の繁殖管理ができず、どんどん繁殖されてしまう。
3) 転売されて、どこかの東南アジア国にも輸出されてしまう。
4) 東洋人は犬を食する。
5) 他の輸入国の犬とむやみに繁殖に使われてしまう。
6) もう飼えないと言われても、そう簡単に引き取りにいけない。
7) ミックス犬を繁殖するために使われてしまう。(ラブラドゥードルなどです)
8) 繁殖のために「繁殖不可」の犬を輸入しているブリーダーがいる。
9) ペットの輸入代理人が異常な高額で 犬を販売している。
などなどですが、 5)は、ゴールデンの場合など、イギリス系とアメリカ系を平気で掛け合わせる人もいます。ゴールデンは、時間をかけてアメリカ側で変貌してしまったので、アメリカが変わらない限り、イギリスのブリーダーは他国で繁殖に使われることを嫌います。
輸出国側で「繁殖不可」とされている犬を輸入して繁殖しているブリーダーがいることは、大きなネックとなっています。遺伝疾患は、隔世遺伝が一番多く出ます。そして、そんなことも承知で繁殖していることが、イギリスブリーダーを激怒させました。
そして、3)と4)の近隣国への転売の心配!
この写真は、中国での食肉用にされる仔です。まさにゴールデンレトリバーです。
中国では、レトリバー種は大型で多産なので 食肉用に向いていると言われるそうです。(-_-メ)
しかし、元を辿ると、最初は食肉用に輸入されたゴールデンじゃなかったと思いますが。。。
文化の違いに何か言うつもりはありませんが、屠殺の仕方が、あまりにも残酷なので、東洋人を十把一絡げにされている手前、中国、韓国の犬食文化には辟易とさせられています。
長くなりますので、今回はここまでとします。
その2では、イギリス側の輸出業者に関して触れてみたいと思います。
BFN・・・・(^o^)/~~~
こちら、すっかり夏は去ってしまいました。。。(-_-;)
今年の秋は、大好きな季節なのに、少し寂しさを感じることでしょう。。。
さて、今日は以前から触れなくてはならないと思っていた「言いにくいこと」をあえてブログに記そうと思います。
イギリスからの犬の輸出についてです。
多くの犬種がイギリスから日本に向けて輸出されていますが、レトリバー種に関しては、ラブラドールだけが、比較的問題なく輸出されているようです。
それには、サンドリンガムという女王様直々に指導しているラブラドールの犬舎があり、そこが、比較的日本に対して友好的であるからというのがありますが、実際、イギリスにおいてラブラドールという犬種は、完璧に使役犬として扱われているのです。そして、ラブは、牛や馬と同様に扱われていると言えます。ですから、犬舎主さんやブリーダーさんたちは、需要のあるところに、充分に供給し、血を濃くしないように、良い血統を繋げるようにしています。
ところが、フラットやゴールデンはというと、有名犬舎主、有名ブリーダーは日本に出したがりません。それは何故か???
1980年代に、あるアイルランド人のブローカーが、 有名犬舎から仔犬を買い、自分の管理下に仔犬を育てたり、有名犬舎で、ある程度期待された犬が思うように育たなかった場合、その仔を買い受けて、その後に日本に輸出するというやり方をし、それが犬舎主には知らされていなかったのです。国内に生存すると信じていた犬舎主、ブリーダーたちは事実を知り激怒!そして、日本がどのような国なのかを調べて、二度と日本向けには輸出しないとブリーダー間で約束したのでした。
今現在、日本側でも輸入の規制が変わり、イギリスはヨーロッパ大陸と同様に扱われるようになってしまいました。それは、スウェーデンも同様です。イギリスの場合は ユーロトンネルの完成で、狂犬病の発生国と地続きであると判断されたことが原因ですが、いまのところ、狂犬病は発生したことがありません。
仔犬で日本に輸入できる国は、まだあります。詳細は以下でご覧ください。
動物検疫に関する規制
最近では、冷凍精子を輸入し、人工授精により繁殖をするというやり方も多くなり、日本でもかなりの成功例が確認されています。
しかし、それに関しても多くの問題があります。(多くの場合、両親犬の健康問題をデータによって管理していないために、とんでもない遺伝性疾患を持った仔犬が誕生する可能性が強く出ることがあります。)オス犬の側も、どんなメス犬に冷凍精子を使われるのか、スタッドオーナーは、現地に赴き、確認するべきだと私は思います。画像や映像を見るだけでOKしてしまうのも、愚かな判断です。それで遺伝性疾患が出た場合、多くはメス犬のオーナーに責任があるようにされてしまいます。
仔犬の育つ過程をスカイプで確認するのは、当然でしょうが、それでも心配は尽きません。
それだけではなく、イギリスのブリーダーたちは、日本に行かせたくないのです。
それは、以前の記事にも触れたことがありますが、いくつかの理由があります。
新しい物も含め、主なものを箇条書きしてみます。
1) 気候が犬種に合わない。(主に夏の高温多湿)
2) その後の繁殖管理ができず、どんどん繁殖されてしまう。
3) 転売されて、どこかの東南アジア国にも輸出されてしまう。
4) 東洋人は犬を食する。
5) 他の輸入国の犬とむやみに繁殖に使われてしまう。
6) もう飼えないと言われても、そう簡単に引き取りにいけない。
7) ミックス犬を繁殖するために使われてしまう。(ラブラドゥードルなどです)
8) 繁殖のために「繁殖不可」の犬を輸入しているブリーダーがいる。
9) ペットの輸入代理人が異常な高額で 犬を販売している。
などなどですが、 5)は、ゴールデンの場合など、イギリス系とアメリカ系を平気で掛け合わせる人もいます。ゴールデンは、時間をかけてアメリカ側で変貌してしまったので、アメリカが変わらない限り、イギリスのブリーダーは他国で繁殖に使われることを嫌います。
輸出国側で「繁殖不可」とされている犬を輸入して繁殖しているブリーダーがいることは、大きなネックとなっています。遺伝疾患は、隔世遺伝が一番多く出ます。そして、そんなことも承知で繁殖していることが、イギリスブリーダーを激怒させました。
そして、3)と4)の近隣国への転売の心配!
この写真は、中国での食肉用にされる仔です。まさにゴールデンレトリバーです。
中国では、レトリバー種は大型で多産なので 食肉用に向いていると言われるそうです。(-_-メ)
しかし、元を辿ると、最初は食肉用に輸入されたゴールデンじゃなかったと思いますが。。。
文化の違いに何か言うつもりはありませんが、屠殺の仕方が、あまりにも残酷なので、東洋人を十把一絡げにされている手前、中国、韓国の犬食文化には辟易とさせられています。
長くなりますので、今回はここまでとします。
その2では、イギリス側の輸出業者に関して触れてみたいと思います。
BFN・・・・(^o^)/~~~